注意欠如の特性を持つ女の子
今日は、注意欠如の特性を持つ女の子というテーマでお話ししたいと思います。
今回は前回の続きとしてお話をさせていただきます。
前回もお話しましたが、女の子の場合に気を付けてほしいのは、思春期になると生理が始まります。
その時にどうしても困ってしまうのは忘れるという特性のことなんです。
お母さんからすると「なんで忘れてしまうの?」と思われるかもしれませんが、本当に忘れてしまうんです。
生理の時には定期的に変えないといけないのですが、それを忘れてしまうんです。
もしくは生理になっているのに生理用品を所持するのを忘れてしまうんです。
行動が身につくまで、しばらくはお母さんの方から声かけをしていただく必要があるかなと思います。
忘れてしまうと服まで汚してしまう可能性もあるので、生理用品も機能が高いものを選んでいただくなど忘れてしまっても対応できるように準備していただければと思います。
最初のころは忘れることがあるかもしれないということを頭に入れて生理用品を準備してあげてください。
声をかけてあげてください。
ここで、口にしてほしくないのは「女の子なのに」というような、忘れないことが当然でしょうというニュアンスの言葉です。
かなり自己肯定感が下がってしまいます。
信じられないと思われるでしょうが、忘れてしまうんです。
本人は忘れないように努力をしています。
でも、何かの瞬間に忘れてしまう、学校の授業に集中して忘れてしまう、そういうことがあるのです。
片付けができない、掃除ができないのではなくて片付けができない、そういう女の子もいます。
その時も「女の子なのに、こんなに散らかして」という言葉がつい出てしまうかもしれません。
でも、女の子以前に特性を持っている子どもなんです。
少々のことは目をつむっていただき、片付けをしやすい方法を工夫いただくなどしていただければと思います。
服装もそうです。
女の子らしい服装が苦手な子ども、おしゃれに関心のない子どももいます。
その時も「女の子なんだから」という強調をしないようにお願いします。
思春期は難しいこともありますが、気を付けてあげてください。
今日は、注意欠如の特性を持つ女の子というテーマでお話をさせていただきました。
それではまた!
音声反訳:yoshiyuki kato