頭の(脳内)多動とは?

今日は、頭の(脳内)多動とは?というテーマでお話ししたいと思います。

脳内の多動というのはいろいろなケースがあります。
この脳内の多動というのは注意欠如、不注意型のADHDの女性に多いです。
頭の中で「あれをしなきゃいけないな、そのあとはこれをやって、、」と考えているうちに「そうだ、あれもしないといけないんだった」とも考え始めて頭が回らなくなってくるんです。
それをそのまま行動に移せればいいのですが、行動を起こす時には違うものが目に入ってしまって、そこに気を取られてしまって別のことを始めてしまう。
そういうことが起こります。

私の場合は、実際の行動ではマルチタスクは苦手なのですが、頭の中ではマルチタスクが爆裂している状態です。
例えば、この「オタマちゃんねる」も始める前にもいくつものリハーサルを頭の中で行っているんです。
そのリハーサルをやりながら、ほかのことも考えたりもしています。
それが同時に動いてしまっているものですから、頭の中で整理しきれなくなってくることもあるんです。
そういうことをお話すると「ノートに書き出してみたら?」とか「カウンセリングやコーチングを受けて整理してみたら?」とアドバイスいただくんですが、そうしようとすると消えてしまうんです。
消えるというか、ジグソーパズルのピースが頭の中でぶちまけられたみたいになってしまって探せなくなってしまうんです。
ですから、話をするにも何を話していいのか、もう分からなくなってしまいます。

あとは、自分の頭の中でタスクが手順も含めて完結しているんだけど、実際には物事が進んでいないということもあります。
自分の頭の中では終わってしまっているので、やったものだと思い込んでしまうこともあるんです。
また「カギをここに置いてしまうと忘れてしまうから、カバンの中に入れておこう」と思って、頭の中では入れたつもりになっているんだけれと、実際には入れていないとか・・。そんなこともあります。
他の事例として、人とお話をするときにいきなり話から入ったりしてしまうこともあります。
これは、その方とお話するときに、まずはこういうあいさつを交わして、ああして、こうして・・と頭の中でシミュレーションが始まっていて、実際にその方とお話をするときには途中から話をしてしまうんです。
私の頭の中では会話が進んでいるからなんです。

この頭の中の多動というのは、初期段階の時は「だんだん頭の中が混乱してきたな、落ち着こう」と自分で抑えよう、調整しようとすることができるのですが、ひどくなってくると、頭の中で暴走が始まってしまって、直近の記憶やタスクだけではなくて、何年も前に自分も忘れてしまっていたような記憶がいくつも戻ってきてしまって、頭の中で情報があふれてしまって手に負えなくなってしまうんです。
そうなってしまったときには、ADHDの特性の一つなんですが、自分が一番楽なことではなくて自分が好きなこと、心地よいことに走ってしまうんです。
結果として、苦手なことを先延ばしにしてしまうんです。

今日は簡単にですが、脳内の多動についてお話しさせていただきました。
また、いつか続きもお話しできればと思います。

今日は、頭の(脳内)多動とは?というテーマでお話をさせていただきました。

音声反訳:yoshiyuki kato