当たり前のことができないとだめなんでしょ?

学校に行くのが当たり前なんでしょ?
当たり前のことができないとだめなんでしょ?

子どもからこうした、親への質問とも、叫びともつかない言葉を投げかけられた時に、親ならどう答えれば良いのでしょうか。

チャイルドギフトの吉野代表のスタンスはこうです。

どうぞどうぞ。
学校に行きたくない明確な理由があるなら行かなくて良いよ。
その代わり、家で勉強する?
でも、家でだらだらするのはだめ。
一緒に考えよう。

自分の子どもに、他のお子さんとは異なる特性が見いだされ、それが子ども自身にとっても、深刻な悩みとして認識された時に、親としてどうふるまい、子にどう接していくべきなのか。

そのような時、お母さん一人では、つら過ぎるかもしれません。
お父さんが、普通級にこだわり、そんなことは認めない、と主張されたとしたら、お母さんはさらに孤独に、悩みを深めます。
(この場合、お父さんも大きな悩みを背負っているのだと思います)。

そんな時、大切なのは、親が一人で悩まないこと。

親のつらさに子どもが気付くと、子どもの悩みはより一層深まります。

吉野代表は、本日の講演で、発達障害当事者として、自らの子ども時代に「荒れた」体験談も持ち出されました。
私も初めて聞いたお話でした。
「大人に気づいて欲しかった、大人に助けて欲しかった時代」のエピソード。
本日の相談会に参加された親御さんの胸にも、きっと何かが届いたような気がしました。

親と子ども双方にとって、周りとの比較によって徐々に気づかされた「特性」を受け入れ、
その子にとっての最適な人生を見つけ出すプロセスは、時に孤独な道のりとなりがちですが、地域の専門家とつながり、気軽に悩みを相談できる場が広がって行くことで、親子の悩みは少しずつ和らいでいくように感じます。

そして地域も、発達障害をコミュニティの一員として自分事として捉え、当事者親子の悩みを理解し、寄り添うことができるようになれば、多様性を受け入れることが、まるで空気を吸うかのように当たり前となる、新しい地域の形が作られていくように感じました。

(写真提供:芝崎実氏)

事務局長・広報担当:佐藤匡史

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