FMかわぐち For WOMAN 「発達障害」(第1回)我慢するだけの毎日になってほしくない

FMかわぐち 第一週
我慢するだけの毎日になってほしくない
〜私がNPOを設立した理由〜 (第1回放送分)

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チャイルドギフト賛助会員の加藤です。

■みんなはどうやって頑張っているんだろう?

小さいころから、疑問に思っていたことがあった。

みんなは何で眩しくないんだろう?
目が痛いのをどうやって耐えているんだろう?私の努力不足なんだろうか?

計算ができなくて母親を泣かせてしまうほど、叱られたこともあった
学校でも先生にため息つかれた。中学では数学は赤点。
塾に行っても問題の意味が理解できないし、理解できても計算間違いで×がつく。
「計算もろくにできないバカな自分」

夜中も隣の家の音などがうるさくて落ち着かなかった
授業では先生の言っていることを聞き取るのにかなり疲れた
みんなは何で平気なんだ? 私がばかすぎるのか?

会話をしていても、日本語の受け止め方が違うというか、
受け止め方、感じ方がほかの人たちと違った。

そういう体験を山ほどしてきたので、
人とかかわるのが苦手になり、極力一人でいることが多かった。

でも、
1人が好きだからではない、何を話していいのかわからないし興味のない話題を聞くことも苦手だったから。

人の気持ちがわからないために、人を傷つけることを平気で言ってしまったり、それが原因でいじめられたこともあった。
ずっと生きづらさを抱えて生きてきた。

■あれ?私も?

息子が小さい頃、「あれ、行動がちょっと違うかな?」と思って医師のもとに診断に行った。
その際に私も発達障害だと思うと医師に言われた。
にわかには信じられなくて、別の病院で検査をした。
その結果、PDD(視覚優勢、多少読字障害や算数障害がある)、ADHDと診断された。

自分が発達障害であることを知り、これまでの自分の嫌な経験のほとんどは発達障害が関係しているからだと知り少しホッとした。

■私が抱えていたつらさを息子も抱えている

診断結果を受けて振り返ると、特性が原因で母親に叱られることが多かった。
今なら特性が原因とわかるが当時は「なぜ?」という思いでいっぱいだった。

なぜ叱られているのか・・・
なぜ思っていることが言葉にできないのか・・・
自殺未遂も経験した。

でも何より、
同じ特性を抱える息子がパニックを何度も起こし、それを見守るのがつらかった。

息子もストレスで自虐・自傷行為をすることもあった。
泣きながら「こんな特性なんかいらない個性じゃない!」と言われたときは本当につらかった。

息子の辛さがわかる

自分も経験したから

■人と違うということを当たり前に受け止めあう社会に

息子が私と同じ状態にならないために私にできることは何だろうとずっと考えた。
その結果、成人してからではなく子供のうちからまわりが支援する必要と、共生社会にしていく必要があると考えた。

特性を持つ人にとって、我慢するだけの毎日になってほしくない。

私自身も特性を克服しようと、何度も努力したが努力して治るものではない。
努力して別の解決方法を学ぶしかないと知った。

それも早いうち(児童)に見つけることができれば、学生生活はもちろん社会生活も楽しめるのではないか。

■社会を変えるために「私だからできること」をやっていこう

現在のように、具体的に行動を起こすことになったきっかけがある。

それは、
息子の「遺伝か〜、それじゃ、あーしゃん(吉野代表)がそうだから僕も特性があるんだね」という一言。

だから、
私の立場(当事者であり、当事者の保護者)なりの支援や共生社会のヒントを見つけることができると思いNPO設立した。
息子のため、同じような悩みを抱えている家族のため、そして社会を共生社会に少しでも近づけるため。

チャイルドギフト設立の想い、伝わりましたでしょうか。

音声反訳:yoshiyuki kato

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